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犬に「強く叱る」は本当に正解?
犬のしつけで「強く叱れば直る」「上下関係を示すことが大切」という考え方は根強いですが、最新の国際調査はこれらが科学的に支持されないことを示しています。オーストラリア・イタリア・英国の飼い主224名への調査では、「犬は誰がボスか理解すべき」と考える人が42.2%、「恐怖症は怖いものにさらせば治る」が20%、軽い体罰を支持する人も5.8%いました。さらにスペインの調査でも同様に約4割が上下関係を信じ、罰を肯定する人が2割おり、こうした誤解は国際的に共通しています。嫌悪刺激(罰や強制)を使ったトレーニングは犬に恐怖やストレスを与え、攻撃性を悪化させるリスクがあります。一方、正の強化(褒める・報酬を与える)を基盤とした方法は科学的に有効で、犬との信頼関係を深めます。こうした考え方と飼い主への説明力を学べる「PD-TENスキルアップセミナー2025」(8月28日開催、CPDT-KA CEU取得対象)では、実践的な対話スキルと現場対応法を学べます。

KAORU ITO
7月27日読了時間: 3分


投票率は上がった。でも、動物たちの声は届いたの?
2025年の参議院選挙では、SNSなどを通じた「投票しよう!」の呼びかけが広がり、投票率は前回より大きく上昇しました。
一方で、動物福祉(アニマルウェルフェア=AW)に力を入れた立憲民主党や維新の会は議席を伸ばせず、参政党が大きく躍進する結果となりました。
今回の選挙でAWが争点として大きく取り上げられることは少なく、物価高や国防など生活直結の話題に埋もれてしまった印象があります。
「動物のために投票したい」という声が届きにくい中、情報不足や選択肢の不明瞭さも課題となりました。
それでも希望はあります。超党派の「動物福祉を考える議員連盟」では、殺処分ゼロや畜産動物の飼育環境改善など、党派をこえた取り組みが進められています。
動物たちは自分のために投票できません。でも、私たちはできます。
その一票が、未来の制度や社会のあり方を動かす力になるかもしれません。

KAORU ITO
7月21日読了時間: 3分


🐶動物の未来は私たちの一票で変えられる?
参院選2025、動物のための一票ありますか?
各政党の動物福祉政策を比較しました🐶🐱
殺処分ゼロ、生体販売禁止、アニマルポリスなど注目ポイント満載です。

KAORU ITO
7月15日読了時間: 4分




早期死亡のリスクにさらされているのは、大型犬や短頭犬種?それとも小型犬や長頭犬種?
150種類以上、60万頭の英国の犬を調べた新たな研究がScentific Reportsに掲載された 犬の成長はとても早く、「人間の4〜7倍」なんて言われたりしてます。人の6歳は小学1年生のまだまだ小さなかお子ちゃまですが、犬の6歳は立派な成犬です。うちにきたときは、わちゃ...

KAORU ITO
2024年4月9日読了時間: 3分


注射や診察などトレーナーとして協力できることはたくさんある...の巻
94%のドッグトレーナーが,獣医師と連携し行動療法,リハビリテーションや受診困難な犬に対してトレーナーとして協力できることはあるという回答! 第2回PD-TENカンファレンスでは,獣医師とトレーナーとの連携をテーマに事前アンケートを実施して,その結果をもとに,入交眞巳先生,...

KAORU ITO
2023年3月9日読了時間: 3分


第2回PD-TENカンファレンスを終えて…の巻
去る2022年10月7日(金)、横須賀JDBAのカンファレンスルームにてPD-TEN主催によるカンファレンスが終わりました。もっと早くにこのブログを書く予定でしたが、なんだか精魂尽き果ててしまい今日になってしまいました。なんだか2ヶ月くらい前の様に感じます。...

KAORU ITO
2022年10月23日読了時間: 3分


パピートレーニングは頑張って生後6ヶ月までには受けた方がいいらしいの巻
AVSABは、生後3ヶ月までに受けることを推奨 米国医獣動物行動学会(American Veterinary Society of Animal Behavior:AVSAB)の見解によると、子犬の社会化は生後7週間または8週間で開始し、生後3ヶ月より前に確立されたトレーニ...

KAORU ITO
2022年8月13日読了時間: 3分


動物福祉を知ってますと言う前に…の巻
QOLという言葉を聞いたことがあると思います。 Quality of life (生活・生命の質)」の略です。 QOLは、生活や人生が豊かであるという考えですが、「豊か」とは、物質や経済的なことだけでなく、その人の生きがいや自己実現など、精神的な満足度に重きが置かれます。...

KAORU ITO
2022年5月18日読了時間: 2分


犬だけじゃないアニマル・ウェルフェアのあり方の巻
おいしい牛乳ってなんだろう 3月20日に愉快な仲間と共に、岩手県の岩泉町というところにあるなかほら牧場を体験してきました。 なかほら牧場は、日本では珍しい「山地(やまち)酪農」を実践している牧場で、文字通り山の中で牛を飼う酪農です。もともとは、国内に放置された山林を管理する...

KAORU ITO
2022年3月30日読了時間: 3分


犬の感情も人と変わらないの巻
愛犬家であれば、犬にトリーツを上げることがあると思います。 お利口さんに待っている姿を見るとついついあげたくなりますよね。 うちのちくわちゃんは、トリーツねだりがとても上手です🐶 でも、「犬は私のことが好きなのだろうか、それともトリーツ欲しさなのだろうか」そんなことを思っ...

KAORU ITO
2022年3月23日読了時間: 2分


冬に落ち込む理由は、寒いからではない
ウインター・ブルーという言葉をご存じでしょうか? (もう3月なのにすみません) 冬の間、気分が落ち込むとかやる気が起きない、楽しみだったことにさえ興味がわかない…それは、「季節性常同障害」とか「季節性感情障害」といわれるものかもしれません。いわゆる、冬季うつ(ウインター・ブ...

KAORU ITO
2022年3月9日読了時間: 2分


イギリスに訪れた空前のペットブーム後の飼育放棄
2021年の調査結果では、新規飼育者の犬がわずかに減少、猫は昨年から増加。ともに新型コロナ前よりも高い頭数が続いているということです。 コロナ禍でペットを飼う人が増えているそうです。 一般社団法人ペットフード協会の調査によると、猫の飼育頭数は直近5年間(2016年~2020...
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2022年3月2日読了時間: 3分


インターネットで信頼できる情報は半分以下!
インターネット上にある膨大な情報は、質が低いもの、信頼性に欠くものが多いのが現状です。客観的な根拠の記載がない情報には、注意が必要です。 犬の問題行動に悩んている飼い主さんは、まずはインターネットで情報収集を行う方がほとんどだと思います。今ではスマートフォンも普及し、いつで...

KAORU ITO
2022年2月23日読了時間: 3分


海外ペットショップでの犬の扱い方について
2022年1月21日のNHKビジネス特集に「犬と猫がペットショップから消える日」という記事が載っていました。 それによれば、フランスで何らかの動物を飼っている家庭は50.5%(2020年)もいるんだとか。通りかかった人たちがショーケースの前で足を止めて、動き回る子犬の姿を眺...
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2022年1月30日読了時間: 2分


犬とのふれあいには犬のことも考えてあげてというお話
動物介在活動(AAA)という言葉を聞いたことある方も多いと思います。 動物介在活動は、動物介在介入(AAI: Animal Assisted Intervention) の1つで、動物とともに、高齢者福祉施設や教育施設への訪問などを行う活動です。...
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2022年1月21日読了時間: 3分


都立動物園のアニマウェルフェアへの取組み
日経新聞2022年1月13日のコラムに、アニマルウェルフェアを取り上げられていましたので、ご紹介します。 みなさんは「都立動物園マスタープラン」というのをご存じでしょうか? 都立動物園;恩賜上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園、大島公園動物園の目指す姿...
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2022年1月13日読了時間: 1分


牛肉を買っている日本人の7割は「アニマルウェルフェア」という言葉を知らない!?
犬のお話ではないのですが、畜産動物のアニマルウェルフェアの認知度について友人が日本人女性400人に行った調査を紹介します。 方法:25歳〜64歳の一般女性を対象に、インターネットを使って「アニマルウェルフェア」に関する認知度と、「アニマルウェルフェア」に関する情報提示による...
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2022年1月6日読了時間: 2分
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