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🐶 尾を振る=うれしい?
犬の気持ちを見抜く力、ありますか? 「犬が尻尾を振っているから、喜んでいるんだね!」 ――そんなふうに思ったこと、ありませんか? 実はそれ、 必ずしも正解ではありません 。 ある研究では、犬とよく接している「経験者」も、犬にあまり触れてこなかった「非経験者」も、犬の行動の正...

KAORU ITO
8月8日読了時間: 3分


飼い主は“任せたい”のではなく“一緒に考えたい”
カナダの1,600人以上の飼い主を対象にした研究では、診察時の意思決定の進め方として「獣医が決める」「飼い主が決める」「一緒に考えて決める」など複数のパターンを提示し、どの方法が好まれるかを調べました。結果、診察内容(予防・治療・緊急)に関係なく、最も支持されたのは獣医と一緒に考える協働的な決め方でした。つまり、多くの飼い主は「全部お任せ」ではなく、選択肢を聞き、一緒に考えたうえで決めたいと感じているのです。この考え方は犬のトレーニングや行動改善にも通じます。飼い主が納得して取り組めることが成功のカギであり、さらに日本では遠慮から本音を口にしない飼い主も少なくないため、声にならない気持ちを汲み取る力も重要です。

KAORU ITO
8月6日読了時間: 3分


犬に「強く叱る」は本当に正解?
犬のしつけで「強く叱れば直る」「上下関係を示すことが大切」という考え方は根強いですが、最新の国際調査はこれらが科学的に支持されないことを示しています。オーストラリア・イタリア・英国の飼い主224名への調査では、「犬は誰がボスか理解すべき」と考える人が42.2%、「恐怖症は怖いものにさらせば治る」が20%、軽い体罰を支持する人も5.8%いました。さらにスペインの調査でも同様に約4割が上下関係を信じ、罰を肯定する人が2割おり、こうした誤解は国際的に共通しています。嫌悪刺激(罰や強制)を使ったトレーニングは犬に恐怖やストレスを与え、攻撃性を悪化させるリスクがあります。一方、正の強化(褒める・報酬を与える)を基盤とした方法は科学的に有効で、犬との信頼関係を深めます。こうした考え方と飼い主への説明力を学べる「PD-TENスキルアップセミナー2025」(8月28日開催、CPDT-KA CEU取得対象)では、実践的な対話スキルと現場対応法を学べます。

KAORU ITO
7月27日読了時間: 3分


🐶動物の未来は私たちの一票で変えられる?
参院選2025、動物のための一票ありますか?
各政党の動物福祉政策を比較しました🐶🐱
殺処分ゼロ、生体販売禁止、アニマルポリスなど注目ポイント満載です。

KAORU ITO
7月15日読了時間: 4分


犬を飼ったらドッグトレーナーを探す!が当たり前になるといいな
子犬期にトレーニングした方が問題行動が起こりやすい⁉︎という衝撃の結果 スウェーデン在住の動物ライターの記事によると、スウェーデンでは犬を迎えると、たいていの飼い主が一度はトレーニング教室を訪れるとのことです。 イギリスやアメリカでも居住地近くのドッグトレーナーを検索してく...

KAORU ITO
2024年7月19日読了時間: 3分


注射や診察などトレーナーとして協力できることはたくさんある...の巻
94%のドッグトレーナーが,獣医師と連携し行動療法,リハビリテーションや受診困難な犬に対してトレーナーとして協力できることはあるという回答! 第2回PD-TENカンファレンスでは,獣医師とトレーナーとの連携をテーマに事前アンケートを実施して,その結果をもとに,入交眞巳先生,...

KAORU ITO
2023年3月9日読了時間: 3分


動物臨床医学会に参加してきた...の巻
11月は知る人ぞ知る学会シーズン。全国あちこちでさまざまな学会が開催されています。 しかも今年は3年ぶりのリアル開催をする学会が多く、参加を楽しみにしていた人も多いと思います。 私もこれまでたくさんの医療系の学会に参加してきました。札幌、福岡、大阪、京都、熊本、鹿児島、神戸...

KAORU ITO
2022年11月28日読了時間: 2分


第2回PD-TENカンファレンスを終えて…の巻
去る2022年10月7日(金)、横須賀JDBAのカンファレンスルームにてPD-TEN主催によるカンファレンスが終わりました。もっと早くにこのブログを書く予定でしたが、なんだか精魂尽き果ててしまい今日になってしまいました。なんだか2ヶ月くらい前の様に感じます。...

KAORU ITO
2022年10月23日読了時間: 3分


パピートレーニングは頑張って生後6ヶ月までには受けた方がいいらしいの巻
AVSABは、生後3ヶ月までに受けることを推奨 米国医獣動物行動学会(American Veterinary Society of Animal Behavior:AVSAB)の見解によると、子犬の社会化は生後7週間または8週間で開始し、生後3ヶ月より前に確立されたトレーニ...

KAORU ITO
2022年8月13日読了時間: 3分


動物のリハビリテーションについて知ってますか?の巻
先日、愛犬(M・ダックスフンド)と近くの公園を散歩してましたら、年配の女性から「犬に階段を登らせてると腰を痛めて、長生きできない」と言われてしまいました。丁寧にお礼を言って別れました。実は、似たようなご指摘をよく受けます。うちでは階段は筋力維持にいいと思いNGにはしていませ...

KAORU ITO
2022年7月26日読了時間: 3分


オビディエンストレーニングって重要?の巻
みなさんは、「オビ」とか「オビディエンス」とかいう言葉を聞いたことがあると思います。日本語では「服従訓練」といって、犬に関わる職業の方は当然知っている単語ですよね。警察犬の服従訓練競技会やオビディエンスをドッグスポーツにしたオビディエンス大会もあちこちで開催されているので、...

KAORU ITO
2022年7月12日読了時間: 3分


PD-TEN を終えて…
去る2022年4月22日(金)に、JDBAのカウンセリングルームをお借りして、PD-TEN主催による1stカンファレンスが行われました。オンラインから参加された方も含めて33名の皆様がご参加くださいました。知らぬ間にゲリラインスタライブが配信されていたそうなので、ご覧になっ...

KAORU ITO
2022年4月27日読了時間: 3分


ホルモン治療で犬の攻撃行動が治せるかもしれないの巻
犬の問題行動にセロトニンが関与しているかもしれないということは、以前のブログでも取り上げました。 今日は、友好的な犬と攻撃的な犬では、どうやらホルモンに違いがありそうだということを取り上げた研究をご紹介します。 米国では年間450万人が犬に咬まれる事故に遭っているそうです。...

KAORU ITO
2022年4月13日読了時間: 2分


アメリカのドッグトレーナーEカラー否定派を科学的に反論するの巻
インターネット情報の信頼性について調査した際に、検索結果に無駄吠え防止首輪と称するいわゆるEカラーの通販サイトが比較的上位にありました。どうしてこんな虐待じみた道具が使われるのかと思いましたが、米国のカリスマドッグトレーナーがこのEカラーを使って凶暴な犬を一瞬で大人しくさせ...

KAORU ITO
2022年4月6日読了時間: 3分


犬の感情も人と変わらないの巻
愛犬家であれば、犬にトリーツを上げることがあると思います。 お利口さんに待っている姿を見るとついついあげたくなりますよね。 うちのちくわちゃんは、トリーツねだりがとても上手です🐶 でも、「犬は私のことが好きなのだろうか、それともトリーツ欲しさなのだろうか」そんなことを思っ...

KAORU ITO
2022年3月23日読了時間: 2分


犬の認知能力のデータ収集を市民科学者として貢献できるなんて羨ましすぎるの巻
PD-TENを立ち上げる前に、田中雅織先生と犬の学会のようなものを作りたいね、と話したことがあります。気楽に犬好き市民が集まって、犬について調査研究して、犬についての理解を深めるような場所があれば、きっと楽しいよねぇなんて話をしました。...

KAORU ITO
2022年3月16日読了時間: 3分


インターネットで信頼できる情報は半分以下!
インターネット上にある膨大な情報は、質が低いもの、信頼性に欠くものが多いのが現状です。客観的な根拠の記載がない情報には、注意が必要です。 犬の問題行動に悩んている飼い主さんは、まずはインターネットで情報収集を行う方がほとんどだと思います。今ではスマートフォンも普及し、いつで...

KAORU ITO
2022年2月23日読了時間: 3分


その問題行動、セロトニンが関与しているかもしれません
ドッグトレーナーとしての経験を積んでいくと、どうもうまく問題行動が修正できないと思う犬に出会うことがありませんか。教わったことをやってはみるけど、うまくいかない。飼い主さんも満足していない感じ。犬も不幸せそう。そんな時、あなたはどうされていますか?飼い主さんがちゃんとやって...

KAORU ITO
2022年2月16日読了時間: 3分


クリッカー vs. トリーツ、効果は一緒!?
クリッカートレーニングは、古典的条件付けとオペラント条件付けの原理を利用して、犬の行動頻度を上げたり下げたりするトレーニングを意味します。クリッカートレーニングは、力で強制したり、体罰を与えることなくトレーニングをする方法として、1990年くらいから広まったようです。...

KAORU ITO
2022年2月9日読了時間: 3分


その疑問、犬の専門家にぶつけてみませんか?
PD-TENは、犬に関する知識の整理だけでなく、愚痴や悩み、将来の夢や目標などの解決策を探りながら、ドッグトレーナーの社会的地位向上を目指して立ち上げました。 ドッグトレーナーって大変です。 トレーニングに関する知識だけでなく、犬の生物的な知識、動物行動学の知識、お店を持っ...

KAORU ITO
2022年2月6日読了時間: 3分
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