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悪天候時の散歩は犬だけでなく人にもいいらしいというお話

更新日:2022年1月26日

犬との散歩は、飼い主にとってもいい運動になり、生活習慣病を予防できるとか寿命が伸びるとかといった研究がありますよね。

早朝の公園や自然の中を愛犬と散歩すると、キレイな空気を吸ってすがすがしい気持ちになります。でも、運動したかなぁと思うとそうでもないような気がして、果たしてそれほどの効果があるのか半信半疑です。しかも、天気の悪い日はさぼってしまうことも正直あります。犬たちはというと雨でも雪で寒い日でもへっちゃらだったり、楽しそうにしていたりしますよね😅

今回は、天候が悪い日でも犬を散歩させる習慣のある人は、そうでない人に比べて身体活動量が多いということをちゃんと検証してしまった英国🇬🇧の研究をご紹介します。

目的:悪天候の時期に高齢者の身体活動の維持をサポートする手段として、犬の飼い主と歩行の役割について調査すること。

方法:49〜91歳の男女3123人を対象に、犬を飼っているかどうか、犬の散歩をするかどうかについて調査。さらに、毎日の身体活動と座りがちな行動について活動量計を使って7日間測定。

結果:3123人のうち18%が犬を飼っていた。犬の飼い主の3分の2が少なくとも1日1回犬を散歩させていた。犬の散歩を行う人はそうでない人に比べて活動レベルが20%高く、座っている時間も1日あたり30分短かった。犬を飼っている人は平均で1日あたり30分間散歩していた。さらに、天候が悪くても犬の散歩をしている人は、そうでない人に比べて身体活動量が多い傾向があった。日照時間が短く気温が低い冬でも犬の散歩をすることで、身体活動量の減少を妨げていた。


天気の悪い日には活動量が減りがちな高齢者の活動量を増やそう、という目的で行った研究ですが、天気が悪い日に活動量が減るのは、高齢者だけではないですよね。自分の健康のためにも愛犬との散歩は、ちゃんと行ってあげたほうが良さそうです。


それにしても、ちゃんとデータにしてしまう英国人って素敵です。でも、意外に散歩量少なくないですか...😅


参考資料:

Yu-Tzu Wu, Robert Luben, Andy Jones.Dog ownership supports the maintenance of physical activity during poor weather in older English adults: cross-sectional results from the EPIC Norfolk cohort. J Epidemiol Community Health 2017;71:905–911



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