top of page
検索


飼い主は“任せたい”のではなく“一緒に考えたい”
カナダの1,600人以上の飼い主を対象にした研究では、診察時の意思決定の進め方として「獣医が決める」「飼い主が決める」「一緒に考えて決める」など複数のパターンを提示し、どの方法が好まれるかを調べました。結果、診察内容(予防・治療・緊急)に関係なく、最も支持されたのは獣医と一緒に考える協働的な決め方でした。つまり、多くの飼い主は「全部お任せ」ではなく、選択肢を聞き、一緒に考えたうえで決めたいと感じているのです。この考え方は犬のトレーニングや行動改善にも通じます。飼い主が納得して取り組めることが成功のカギであり、さらに日本では遠慮から本音を口にしない飼い主も少なくないため、声にならない気持ちを汲み取る力も重要です。

KAORU ITO
8月6日読了時間: 3分
bottom of page