top of page
検索


犬に「強く叱る」は本当に正解?
犬のしつけで「強く叱れば直る」「上下関係を示すことが大切」という考え方は根強いですが、最新の国際調査はこれらが科学的に支持されないことを示しています。オーストラリア・イタリア・英国の飼い主224名への調査では、「犬は誰がボスか理解すべき」と考える人が42.2%、「恐怖症は怖いものにさらせば治る」が20%、軽い体罰を支持する人も5.8%いました。さらにスペインの調査でも同様に約4割が上下関係を信じ、罰を肯定する人が2割おり、こうした誤解は国際的に共通しています。嫌悪刺激(罰や強制)を使ったトレーニングは犬に恐怖やストレスを与え、攻撃性を悪化させるリスクがあります。一方、正の強化(褒める・報酬を与える)を基盤とした方法は科学的に有効で、犬との信頼関係を深めます。こうした考え方と飼い主への説明力を学べる「PD-TENスキルアップセミナー2025」(8月28日開催、CPDT-KA CEU取得対象)では、実践的な対話スキルと現場対応法を学べます。

KAORU ITO
7月27日読了時間: 3分
bottom of page