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パワーリフトゲートの核心部品:駆動機構の種類と特徴

パワーリフトゲートの滑らかで力強い動作を支えているのは、その駆動機構です。主に「ストラット式」と「ケーブル式」の2種類があり、それぞれに特徴や搭載される車種の傾向があります。

ストラット式は、トランクの左右または上下に配置された電動ストラット(伸縮するアーム)が直接、トランク蓋を押し上げる方式です。油圧式のストラットを電動化したような構造で、非常に力強く確実な作動が特徴です。大型のSUVやミニバンなど、重いテールゲートを持つ車種に採用されることが多く、大雪でトランクに雪が積もっているような状況でも、確実に開ける強度を持っています。


一方、ケーブル式は、小型のモーターとケーブル(ワイヤー)でトランクを開閉する方式です。機構がコンパクトで、搭載に必要なスペースが少ないため、デザイン性を重視した車種や、比較的小型のSUV・ステーションワゴンでよく見られます。作動音がストラット式に比べて静かであり、よりスムーズで高級感のある印象を与えるのが特長です。

どちらの方式も、開閉速度や最終的な開け止め位置を調整するソフトウェアとの連携が重要です。ユーザーにとっては、駆動方式そのものよりも、その動作の滑らかさ、静粛性、そして確実性が評価の基準となるでしょう。


FAQ

Q: 駆動方式によってメンテナンスや耐久性は違いますか?A: ストラット式は、ストラット自体の経年劣化による作動速度の低下や、油漏れの可能性があります。ケーブル式は、ケーブルの伸びやモーターの耐久性がポイントになります。いずれも使用環境や頻度に依存しますが、定期的な可動部の点検が長寿命の秘訣です。


Q: 後付けでパワーリフトゲートに改造できますか?A: 純正品または社外品のキットを用いた後付けは可能ですが、車両の電気系統への負荷や、専用取り付け穴の加工が必要となる場合が多く、専門知識と技術が必要です。保証が効かなくなるリスクもあるため、ディーラーや信頼できる専門店に相談することが必須です。

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